
お守り的な価値を持つ宝石は、決してメルヘン的な夢物語で片付けられるものではありません。
天体に輝く星と地上で輝く宝石の関連を、人間の運命と重ね合わせる予言が5千年もの昔から今日まで行われてきたのです。
宝石をお守り的な価値として注目した人々は、魔除けや護符としての守護石を求めていきました。
守護石を決めるには、ふたつの方法があります。
1つは誕生石(バースストーン)、もう1つが星座石です。
西洋では自分の星座から守護石を選ぼうとする傾向のほうがポピュラーです。
これは12の星座をもとにする占星術が、いまからおよそ5千年前もの昔に古代メソポタミアで生まれて伝承されてきたという歴史的・文化的な背景が関係しています。
星が規則的に運行しているのは、人間の運命を示唆したものだとし、これをもとに予言を次々と的中させた予言者は、絶大な権力を誇りました。占星術では人間の運命は生まれた瞬間の天体の位置と密接なつながりがあると定義されました。そして「人は死して星になる」という考え方から、人格化された12の星座が人間の誕生とその後の運命を支配していると考えられました。
12の星座には10の惑星が示され、この惑星が地上の人間を支配する神々だとされました。
そして自分の星座を支配する神々およびその性格を知ることにより、自分の性格などを定義していきました。この惑星の神々のパワーは色彩により象徴されていたので、人は生まれながらにして自分の色を持つようになりました。
守護石をどの惑星に当てはめていくかも、この惑星と色との関連で分類されていきました。
星座石を持つことで、その宝石が生まれながらの自分の色を、つまりパワーを強めてくれる。
宝石の色が輝けば輝くほど、運勢は良い方向に導かれると考えられました。このような、宝石が人間の運命に関連する物質だという考え方は、脈々と現代に受け継がれ、支配されてきました。その背景には、宝石の持つ輝きは強いパワーを秘めており、そのパワーは人に良い影響を与えるという考え方が潜在的に存在しています。
ここに、お皆様の星座の守護石を紹介し、その特徴や性格などを記しておきましたので、宝石の新たな楽しみの参考にして頂ければ幸いです。







